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kin: Illustrator3Dでイラストを描く7

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なんか、Illustrator3D、飽きてきました? 私は飽きてきました^^
はやくまとめないとお蔵入りの予感。

さて、3Dを操る上で押さえておかなければならないポイント、マッピングです。
正確なマッピングを必要とする際は、慣れるまでは「前面」側から見るようにしましょう。


↑「前面」から見ると位置が把握しすいです。しかし、真正面は逆に見づらいので見やすいよう角度をふりましょう


マッピングの順序を検証してみました。形状は同一で白が(階層)前面オブジェクト、黒が背面オブジェクトです。
文字は起点位置確認のため終点にかけて薄くしました。


↑進出色と後退色ってことで


↑いちおう静止画もおいときます


これをみると、同一の形状でも上下関係が変わるとマッピング順も変わるのがわかります。
マッピングは背面オブジェクトからのようですが、必ずしもそうではないこともありました。


平面の上面は正面から見て前から後ろへ、底面は左からになります。これは非常にわかりづらいので注意しましょう。


次に平面以外の面、つまり帯状のマッピングを詳しく見てゆきましょう。

マッピングのシンボルデータは左側が起点となります。正面からみたときに右側から反時計回りにぐるりと貼られます。ということは、中心は左側ということです。これを覚えておきましょう。

この例では起点が日付変更線あたりになっているので、位置関係を把握しやすいのではないでしょうか。


↑シンボルの左側が右側起点で…



↑こういうことです



↑前面から見て右側が起点。反時計回りに世界1周


次に、輪のオブジェクトに角度をつけてみました。するとマッピングの順序が変更されました。形状の変更だけでもマッピングが変わる証拠です。


↑平面を斜面にしただけで順序が変わる


帯状マッピングに表裏ができる場合、内側も外側も起点と方向は同じ、正面から見て右側になります。内側は上下が逆転するので、外側から見ると上下逆の裏返しに見えます(右図上)。シンボルを上下リフレクト反転すると、外からみて正向きになります(右図下)。

↑内側マッピングのルール



↑イメージ図


分割面に変更があった場合、マッピング面を維持するのでなく面番号を優先します。その結果、繰り上がったり繰り下がったりしてマッピングが破綻するわけです。枚数が多い場合、1つ順序がずれるだけでも致命傷になりかねません。

形状の変更でも順序がずれにくくするために、変わる可能性のあるものはなるべく前面(上の階層)に置くように心がけましょう。ルールがよくわからないので完璧なコントロールは不可能かもしれませんが、むやみにオブジェクトを作っていくよりも破綻する確率は減ると思われます。

Illustratorのマッピングパネルは前身のDimensionsからあまり進化がなく、非常に使いづらいです。サイズが小さくて見づらい場合は、パネル右下を引っ張ると大きくできます。

少なくとも面送りのショートカット、同一のマップの複数一括貼付、現状と同比率で差し替えくらいは欲しいものですね、と、ぐちぐち。

まだ頭突く…。







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