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DTP Transit: Illustratorを使うとき、私が手放せない10個のスクリプト

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最近、セミナーでスクリプトを紹介すると評判がよいので、10個選りすぐってみました。

これらを提供してくださっている作者さんたちに感謝します。

鈴木メモさんの「複数のオブジェクトを後からシンボルに変換する」は2つのスクリプトの組み合わせによるナイスなアイデアですが、はまりどころを見つけると「むちゃくちゃ早く終わる」「手作業ではムリ」なことが実現できるので、「ここでこういうことができると快適になるのに」をリストアップしておいて、たまに棚卸ししてみるとよいと思います。

スクリプトの利用方法

スクリプトを動かすには、次の3つの方法があります。

  • 「/Applications/Adobe Illustrator CC 2014/Presets.localized/ja_JP/スクリプト」に入れる([ファイル]→[スクリプト]のサブメニューに表示される)
  • command+F12キーでスクリプトファイルを指定する([ファイル]→[スクリプト]→[その他のスクリプト])
  • Mac環境のみですが ScriptKeyAi | for Illustraorに登録する(キーボードショートカットを与えることができる)

複数行のテキストを、改行ごとに、別のテキストにする

行ごとに個別にアピアランスを与えたい場合などに、ばらばらにしたいことがあります。

選択しているオブジェクトをアートボードサイズのサイズに合わせる

アートボードサイズのサイズを、選択しているオブジェクトに合わせるのは、[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[選択オブジェクトに合わせる]で可能ですが、逆バージョンが欲しいケースがあります。

なお、このスクリプトには「アートボードに対するマージン」(負の値を指定すれば内側にも)、「すべてのアートボードに複製」のオプションがあります。

エリア内文字をポイント文字に変換する

Illustrator CC以降、[書式]メニューの[ポイント文字に切り換え]を使って、エリア内文字をポイント文字に変更することができます。

しかし、オーバーセットテキスト(あふれ文字)が消失してしまいます。また、エリア内文字内の折り返しが改行として残ってしまいます。 こちらのスクリプトを使うと、あふれ文字が消失せず、また、折り返しは無視されます。

複数オブジェクト(およびグループ化されたオブジェクト)の幅や高さを指定サイズにする

[変形]パネルで個別に行うことができますが、このスクリプトを使うと、まとめて実行可能です。

選択したテキストの編集をダイアログボックス内で行う

ズームアウトしていて、ほぼ見えない状態でも編集できる。複数のテキストオブジェクトを選択していると、順番に変更できます。インライン入力ができなくて不満な方にもオススメ。

選択したアイテムをドキュメントウインドウの中央に、画面いっぱいに表示する

複数のアートボードを使って制作を行っているとき、スクラッチエリア(アートボード外の領域)にオブジェクトをおいているときなどに、フォーカスしたいときに便利。

選択したアイテムを、ドキュメントウインドウの中央に100%表示する

こちらは「選択したアイテムをドキュメントウインドウの中央に、画面いっぱいに表示する」の100%バージョン

下位バージョンに別名保存する

フォルダー内の複数ファイルを、まとめてバージョンダウンするスクリプト。デフォルトではバージョン10形式に保存するようになっていますが、変更可能。

ただし、Illustrator CS6以降、「ドロップシャドウ」、「光彩(外側)」、「ぼかし(ガウス)」の効果を使っている場合、Illustrator CS5以下に保存すると分割・統合されてしまうので注意(事前にそれらの効果をオフにしておくのが望ましい)。

選択しているオブジェクトを、アンカーポイントの位置に複製する

ニッチなニーズですが、解説画像でアンカーポイントを表現したいとき、青い正方形をアンカーポイントの位置に置きたいことがあります。この際にシンボル化しておいたオブジェクトをこのスクリプトで配置すると便利。

番外編

Keyboard Maestroを使って、[プレビュー]オプションのトグル(ON/OFF)をキーボードショートカットで行うことができます。

スクリプト関連のリンク


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