■表記・読み
- 無線綴じ...むせんとじ
■解説
背の部分を糊で固めて綴じる製本方式です。
丁合した後、背の部分を切り落とし、機械で背に凹凸をつけて糊をつきやすくした後、糊をつけます。
糊で製本してあるだけなので強度は少々弱いです。
一般的に多ページの雑誌・パンフレットなどで多用されます。
例)少年週刊誌
■写真で見る無線綴じ
無線綴じは96ページなどのページ数が多い頁物(冊子印刷・カタログ印刷)で使用される綴じ方です。「印刷屋さんのDTP・PDF印刷データ作成マニュアル」は160ページあるので、無線綴じを使用して製本をしております。
無線綴じでは背の部分に糊を付けて各ページを接着します。吉田印刷所・特売プレスでは「難細裂化EVA系ホットメルト接着剤」という糊を使用しております。
下の写真では黄土色の部分が糊にあたります。
無線綴じされた印刷物のページを開くと、綴じ加工の関係上、センターの部分までは開きません。
見開きになるようなデザインの場合、ご注意いただければと思います。
■動画による解説
YouTube - Horizon BQ-460で無線綴じ製本