■表記・読み
- 解像度…かいぞうど
■解説
解像度とは画像の細かさのことです。解像度は主にdpi(=dots per inch)という単位を使用します(Photoshopではppi(pixel per inch)を使用しています。)。1インチあたりにどの程度の画像の点(dot)があるかを表しています。
一般的にこの値が高ければきめ細やかな画像になりますが、出力機器(プリンタ・プレートセッターなど)の表現できる細やかさを超える高い解像度にしてもデータサイズが大きくなるだけで意味はありません。
また、Photoshopなどで見かけ上の解像度を向上させても(ピクセル数を増加させても)本質的には意味がありません。
解像度が低くなればなるほどきめ細やかさが失われ、出力時にドットがよく見えるようになり、画像にドットのギザギザ(ジャギー)が見える場合があります。
※100dpi以下の粗い画像は低解像度と呼ばれる場合があります。(低解と略する場合もあります)
■高い解像度の例(イメージ)
■低い解像度の例(イメージ)
■適正といわれる画像の解像度について
一般的に画像の解像度はオフセット印刷の175線の出力線数であれば350dpi程度で十分とされています。
ポスターなど間近に寄って見ない印刷物の場合は150~200dpiでも構わないといわれております。
スクリーンキャプチャ(パソコンの画面を取り込んだもの)は72dpi(96dpi)で問題ありません。
上原 ゼンジ 技術評論社 2016-11-03