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mottainaiDTP: Wordの文字飾り・文字色・蛍光ペンをInDesignの文字スタイルに反映する

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DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2) 半年ほど前に『<a href="http://mottainaidtp.seesaa.net/article/437567970.html" target="_blank">Wordの蛍光ペン(マーカ)部分をInDesignの文字スタイルに反映する</a>』を書き、仕事でもこれを使用してきました。先日、<a href="http://indd.jp/2016/" target="_blank">INDD 2016</a>に登壇する際、これをベースにWordマクロやInDesignの検索/置換用クエリ、JavaScriptを整理しましたので、あらためてご紹介します。※INDDで配付したものから、さらに一部手を加えています。 具体的な作業は「Wordでマクロを実行し、文字飾り・文字色・蛍光ペン部分にタグを付加する」「InDesignに読み込み、検索/置換によりタグ部分に文字スタイルを適用する」という2段階になります。まずは動画をご覧ください。 <a href="https://www.youtube.com/watch?v=pHFoHXYU-Co&amp;external_video_config=width%3D480%26height%3D320">WordにタグをつけてInDesignで使用</a>詳細は以下を参照ください。 Wordでタグを付加する<a href="http://mottainaidtp.up.seesaa.net/image/A1108a.png" target="_blank"><img alt="A1108a.png" src="http://mottainaidtp.up.seesaa.net/image/A1108a-thumbnail2.png" width="530" height="340" border="0"></a> ※文書内のコメントなどは削除されてしまいます。マクロ実行前のWordファイルは保存しておきましょう。 文字飾り部分にタグを付加するWord上で「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」が摘要されている部分にタグを付加します。※Wordでは多くの段落スタイル・文字スタイルの設定に文字飾りが使用されているため、これらの箇所にもタグがついてしまいます。このマクロを使用する際はスタイルの使用は避けたほうが良いでしょう。※URLなどハイパーリンクの下線部分にもタグが付加されます。 文字色部分にタグを付加するWord上で文字色が「標準の色」(濃い赤・赤・オレンジ・黄・薄い緑・緑・薄い青・青・濃い青・濃い紫)となっている部分にタグを付加します。※その他の色には対応していません。URLなどのハイパーリンクの青文字部分にもタグが付加されます。 蛍光ペン部分にタグを付加するWord上で蛍光ペンが設定されている部分にタグを付加します。※ファイル形式が「doc」では全色にタグが付きますが「docx」では一部の色(濃い青・青緑・緑・濃い赤・50%灰色・25%灰色)にタグが付きません。 InDesignで文字スタイルを適用する<a href="http://mottainaidtp.up.seesaa.net/image/B1108a.png" target="_blank"><img alt="B1108a.png" src="http://mottainaidtp.up.seesaa.net/image/B1108a-thumbnail2.png" width="530" height="340" border="0"></a> 検索/置換用クエリを使用するタグに挟まれた部分に文字スタイルを適用するクエリを用意しました。1つずつ使用することもできますし、市川せうぞーさんの「<a href="http://d.hatena.ne.jp/seuzo/20090518/1242630850" target="_blank">run_Queries 0.3</a>」で複数クエリを連続実行することもできます。 JavaScriptを使用する4種類のJavaScriptを用意しました(文字飾り用・文字色用・蛍光ペン用・一括用)。必要があれば「chikan(" a "," b "," c ");」部分を編集してお使いください(a→タグ内文字列 b→文字スタイルグループ名 c→文字スタイル名)。※不要な行は削除するか「//」などでコメント化してください。※JavaScriptに記述されている文字スタイルグループおよび文字スタイルがInDesignドキュメント内に存在しない場合はエラーとなります。 サンプルデータはこちら《<a href="http://mottainaidtp.up.seesaa.net/image/minimum_20161109.zip">minimum_20161109.zip</a>》です。<a></a>
DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)

半年ほど前に『Wordの蛍光ペン(マーカ)部分をInDesignの文字スタイルに反映する』を書き、仕事でもこれを使用してきました。先日、INDD 2016に登壇する際、これをベースにWordマクロやInDesignの検索/置換用クエリ、JavaScriptを整理しましたので、あらためてご紹介します。

※INDDで配付したものから、さらに一部手を加えています。


具体的な作業は「Wordでマクロを実行し、文字飾り・文字色・蛍光ペン部分にタグを付加する」「InDesignに読み込み、検索/置換によりタグ部分に文字スタイルを適用する」という2段階になります。まずは動画をご覧ください。
詳細は以下を参照ください。

Wordでタグを付加する

A1108a.png

※文書内のコメントなどは削除されてしまいます。マクロ実行前のWordファイルは保存しておきましょう。


文字飾り部分にタグを付加する

Word上で「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」が摘要されている部分にタグを付加します。

※Wordでは多くの段落スタイル・文字スタイルの設定に文字飾りが使用されているため、これらの箇所にもタグがついてしまいます。このマクロを使用する際はスタイルの使用は避けたほうが良いでしょう。

※URLなどハイパーリンクの下線部分にもタグが付加されます。


文字色部分にタグを付加する

Word上で文字色が「標準の色」(濃い赤・赤・オレンジ・黄・薄い緑・緑・薄い青・青・濃い青・濃い紫)となっている部分にタグを付加します。

※その他の色には対応していません。

URLなどのハイパーリンクの青文字部分にもタグが付加されます。


蛍光ペン部分にタグを付加する

Word上で蛍光ペンが設定されている部分にタグを付加します。

※ファイル形式が「doc」では全色にタグが付きますが「docx」では一部の色(濃い青・青緑・緑・濃い赤・50%灰色・25%灰色)にタグが付きません。


InDesignで文字スタイルを適用する

B1108a.png

検索/置換用クエリを使用する

タグに挟まれた部分に文字スタイルを適用するクエリを用意しました。1つずつ使用することもできますし、市川せうぞーさんの「run_Queries 0.3」で複数クエリを連続実行することもできます。

JavaScriptを使用する

4種類のJavaScriptを用意しました(文字飾り用・文字色用・蛍光ペン用・一括用)。必要があれば「chikan(" a "," b "," c ");」部分を編集してお使いください(a→タグ内文字列 b→文字スタイルグループ名 c→文字スタイル名)。

※不要な行は削除するか「//」などでコメント化してください。

※JavaScriptに記述されている文字スタイルグループおよび文字スタイルがInDesignドキュメント内に存在しない場合はエラーとなります。


サンプルデータはこちら《minimum_20161109.zip》です。

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