古くからのMacユーザーにとって、日本語入力の切り替えといえば、command+スペースですが、JISキーボードをお使いの方は[英数]、[かな]キーで切り換えていると思います。
いつの間にか、デフォルトは「⌘+スペース」ではない
ExposéのF9にはじまり、Mac OS Xはバージョンアップの度に、キーボードショートカットの設定を浸食していきます。
OS X El Capitan(10.11)では、command+スペースがSpotlightに割り当てれて、日本語入力ON/OFFの切り替えには、control+スペースがデフォルトになっています。
トグルの問題点
ここで問題なのは、日本語入力ON/OFFをトグルで切り換えると、次のような課題が生じることです。
- 現在、どのモードになっているのか覚えておく、または、チラっとでも確認する必要がある。
- InDesignなどを利用しているとき、入力モードの切り替えにもたつくため、入力ミスが生じやすい
USキーボード
USキーボードを否定する人の多くが、「USキーボードでは、英数キー、かなキーで入力モードの切り替えができない」ことを理由に挙げますが、次の2つのいずれかを利用すると、USキーボードでも可能です。
Karabiner
「For Japanese」内、[左右のコマンドキー(⌘)を「英数/かな」としても使う]の[コマンドキーの動作優先モード]にチェックを付けます。
⌘英かな
macOS Sierra(10.12)では、今のところKarabinerが動きません。「⌘英かな」という入力モードに特化したユーティリティを利用します。
Windows
Windowsキーの場合、「半角/全角」キーを使って、トグルで切り換えるのでデフォルト。
タスクバーの「あ」から、[プロパティ]をクリック
[詳細設定]ボタンをクリック
[ローマ字設定]の[変更]をクリック
[キー設定]タブに切り替え、[無変換]の「かな切替」を選択して、[変更]ボタンをクリック
[機能選択]ダイアログボックスが開くので、[IME-オフ]を選択
終了。[変換]キーの方は、何も設定しなくてもいいみたいです。
次の記事を参考にしました。
まとめ
OS | キーボード | デフォルト | 代替 |
---|---|---|---|
Mac | JIS | 英数、かな | - |
US | command+スペース | Karabiner | |
⌘英かな | |||
Windows | 日本語s | 半角/全角 | 変更 |