身の回りの光学解像度
スキャニングサービスの光学解像度を選ぶ時の留意点
非接触スキャナ オルソスキャナのスキャニングサービス:
http://www.imeasure.co.jp/ortho/service.html
では、4種類の光学解像度を選択可能です。
■光学解像度の選択肢:
150ppi
400ppi
800ppi
1200ppi
Q1:光学解像度とは何か?
まず、ppi(ぴーぴーあい)の意味です。
Pixel Per Inch(ぴくせるぱーいんち) の略です。
Pixelとは画素のことです。
すなわち、光学解像度とは、1インチに、いくつの画素が詰まっているか?を表します。
1インチ=25.4mm です。
解像度が高い程、1画素の寸法が小さくなります。
寸法に換算すると次の通りです。
150ppi→ 0.169mm
400ppi→ 0.0635mm
800ppi→ 0.0318mm
1200ppi→ 0.0212mm
Q2:光学解像度を選ぶための判断基準
私たちの身体能力(視力)や身の回りの人工画像がどの程度の光学解像度を持っているのかを知ると基準となります。
[単位:ppi]
新聞: 100
FAX: 200(正確には、8pixel/mm)
視力1の目: 291(観察距離30cm)
iPhone5: 326
雑誌: 350(175LPI)
髪の毛: 362(0.07mm)
iPhoneX: 463
視力2の目: 582(観察距離30cm)
視力2の目: 1164(観察距離15cm)
銀塩フィルム: 2400~4800
■詳細
オルソスキャナによるスキャニングサービスは、スキャンサイズを変えずに光学解像度を任意に選ぶことが可能な、世界でも希なスキャンサービスです。
(通常は、光学解像度を上げると、反比例してスキャン可能なサイズが狭くなります。)
例えば、2メートルx1メートルの作品(120号Mサイズ相当)を800ppiでスキャンすると、20億画素になります。
ファイル容量は、1枚で、6GB(48bitColorにて、12GB)
20億画素とは、プロ用デジタルカメラ(例えば、EOS-1D X Mark IIは2020万画素)の約100倍の画素数があります。
より正確には、デジタルカメラのセンサは、ベイヤー配列のカラーセンサですので、1ショットで得る画像成分は、
Green成分 :1000万画素、
Red成分 : 500万画素、
Blue成分 : 500万画素、
です。
そのため、オルソスキャナの生み出すリアルな20億画素とは、色毎に個別に注目すると、200~400倍の画素数となります。すなわち、繊細なモノクロの線画や、青色や赤色の繊細な原色を使った線画で顕著な差が現れると推測されます。
資料:
https://pixensity.com/search/?search=iPhone