22年前(*1)、携帯可能なデジタルカメラがここまで化けると誰が予想したでしょうか。
生まれて小学生から既にiPhoneを手にする現代の若者たち。
iPhoneが登場したのは、2007年 (つい11年前)
日本市場では、 iPhone3GSが 2008−7−11 に初登場した。
(つい10年前)
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それにしても、露光制御が素晴らしい。
最近使ったテクを書いておきます。
カメラマンには常識ですが、案外使っていない人が居ると思うので。
ーーー目次
[1] HDRをONにして撮影する。
[2] 撮影時に 露出調整する。
[3] 撮影後に 露出調整する。
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[1] HDRをONにして撮影する。
留意点:
(1)残雪と空の境界を残す。白を飛ばさない。
(2)池に映る山の黒を表現する。黒を潰さない。
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きれいな画像と言う時に画素数だけに議論が集まりやすいですが
(今度のiPhoneは xx画素なんだよ。なんてね。)
プロ用のフルサイズセンサ(24x36mmという意味)デジカメで、2200万画素ですので、もう必要充分な画素数が有ります。
これからは、ダイナミックレンジこそが重要といえるでしょう。
私は、iPhone4で、天界で最も明るい恒星 シリウス(-1.6等星)が写せてから、
SONYの裏面照射センサのポテンシャルに驚き、進化に注目しました。
SONYのこの技術の登場によりスマホの画質が格段に向上しました。
iPhone以外のカメラも、世界中のスマホセンサは、sonyが総なめしています。
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さて、HDR の説明は不要ですよね。High Dynamic Range 高ダイナミックレンジの意味です。
これは、露出を変えて複数回撮影して、画像を合成してくれるモードです。
これをまずONにする。
[2] 撮影時に 露出調整する。
留意点:
(1)残雪と空の境界を残す。白と飛ばさない。
ようにするために、露出を[−]にします。
具体的な方法。。
これを更に触ると、なんと撮影前に 露出を変えることができます。
触ると、太陽マークの上下方向にバーが現れます。
このバーに沿って太陽マークを上に上げると :露光 +
このバーに沿って太陽マークを上に下げると :露光 ー
これは、プロのカメラマンが、EV+、EV- と言う時の同じ動作です。
マニュアル(手動=非自動)撮影で言えば、
・シャッター速度を遅くする(+)
・シャッター速度を早くする(ー)
行為。結果的に、センサに届く光(フォトン)の数を制御します。
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[3] 撮影後に 露出調整する。
さて、これでやっと最後の作業です。
撮影後に、明るさを調整して完成させます。
(1)調整したい画像をスマホで選んで
(2)調整モードに入る。(水平3本線に○マークのあるアイコン)
(3)露出調整モードに入る。(右端のボリュームマークのアイコン)
(4)左右に露出を調整して、ここでokの画像で終了。
(*1)22年前:1996年3月15日 CASIO QV-10A 発売。