このところ、個人の方で、デジタルアーカイブをしたいと相談が来ます。
作家さんが個展を開く。
展示作品をご購入頂くお客様が決まる。
作家さんが作品を手放す前に、高精細なデジタル画像を手元に残しておきたい。
デジタル画像データの再利用の事例としては、
次の個展に向けての目録作り、ホームページ作り、招待案内の葉書作りなど。
これらは、簡易的にデジカメ撮影でも使えないことは無いが、
色かぶりや、歪み、解像度不足のため、いまひとつ。
また、将来的に、何にでも使える様に、本格的な画素数
(例えば、800ppi、48bitColor)で保存しておきたい。
そんな個人のお客様の作家活動を支えるためのプランをご用意しました。
ぜひご相談ください。
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弊社のスキャナは、特に次のような作品で威力を発揮します。
[1]非接触です
作品をそっと上向きに設置します。撮影ユニットが作品の12cm以上離れた上空を移動し、非接触にて上から撮影します。
[2]クリーンブースでスキャンします
弊社でスキャニングをする際に、きれいな作品にゴミや塵を載せることがないように、半導体製造に使われるクリーンブースを使ってスキャンを実施します。(オプション)
400ppiを越え、光学解像度が高い程(800ppi、1200ppi)、空気中を舞う塵の混入が問題になります。これを回避します。
[3]凹凸があっても大丈夫
1mx2mの作品をオルソスキャナでは、4回に分けて分割スキャンします。
一般的に、凹凸のある作品を分割撮影した場合、分割した箇所での画像が繋がりません。
オルソスキャナでは、半導体製造装置で使われる「テレセントリックレンズ」を採用したことで、
分割画像が1pixel単位で見事に「くっつき」ます。
従来の方式(デジカメや一般的非接触スキャナ)では、Photoshopの「パペットワープ」機能を使って、無理矢理画像を繋ぎ合わせます。
この画像編集作業に、撮影時間の5~10倍以上かかるため撮影コストが上昇する要因となっていますし、「作品の真正性」が失われていきます。
オルソスキャナは、相手が立体物であっても、分割撮影した画像を「くっつける」だけです。
驚く程簡単かつ、作品の真正性を損ないません。
※ぜひデジタルギャラリーの画像をご覧ください。分割撮影した掛け軸の絹目(作家が描いた絹の布地)の接合箇所を発見することはできないでしょう。
http://www.imeasure.co.jp/ortho/viewer/viewer.html?img=dzi/koinotakinobori&reso=800
[4]400%以上の拡大複製も可能
等倍(リアル400ppi)の複製はもちろん、200%、300%の拡大印刷に耐えられるスキャニングです。
屋外巨大ポスターであれば、最大400%拡大印刷も可能です。
例えば、1mx2mの作品を800ppiでスキャンすることで、4mx8mの高精細な巨大ポスターを作成できます。
[5]大きな作品も対応可能
1mx2mの作品(絵画であれば100号)を400ppiでスキャンした実績がございます。
1作品で、リアル5億画素のデジタル画像が生まれます。
ロール紙状の作品であれば、1.8m×7mの作品を800ppiでスキャンした実績がございます。
非接触スキャナのスペックは、最高1200ppiも可能です。
詳しくは、スキャニングサービスの寸法のページをご覧ください。
[6]作品をディスプレイで鑑賞したい
従来のスキャニングサービスは、紙への複製が主たる目的でした。
これからは、ディスプレイ(VR、AR、プロジェクター)での表示活用も盛んになります。
そこで、JPEGでは心許ない。せっかく丁寧に描いた作品のなめらかなグラデーションが、擬似輪郭やモスキートノイズで台無しです。せめて、PNGか、TIFFフォーマット。かつ、8bit(24bitColor)ではなく、
せめて、10bit(30bitColor) が必要となってきます。
作品をディスプレイで鑑賞したいお客様
(作品の緻密さをディスプレイでも鑑賞可能とするために)
に向けて、最大2m(86インチ)の表示装置もご用意しています。
高精細画像鑑賞装置:リアルピクセルビューアー
以上 オルソスキャナによるスキャニングサービスの特徴でした。
ぜひご活用ください。お待ちしております。