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kin: 意外と知らないグループ化6

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★グループ管理に便利な機能

●レイヤーパネル
Illustrator8以前では前後関係の確認管理用くらいにしか思われていなかったレイヤーパネル(パレット)ですが、ver9以降(だっけか?)はレイヤー階層を展開できるようになり構造を視認できるようになりました。パネル上でオブジェクトやグループの選択やドラッグ移動が出来るのでとても便利です。使っていない方はこれを機にぜひ使ってみましょう。


↑展開すると情報が増えるので一見わかりづらい。AI8に慣れた人はうざいと思うかも

一見わかりにくいように思われますが、ツリー構造とアタマの中のグループ概念が一致すればこっちのものです。

階層の移動はドラッグ、複製はオプション+ドラッグです。シンプルなものなら前/背面へコマンドを使うよりも素早く正確に移動できるでしょう。

右側の○は「ターゲット」で、クリックするとターゲット指定状態の◎に変わります。
このターゲットに指定された階層が、効果の影響を受けることになります。
以下の3点はオブジェクトを全て選択していますが、ターゲットが異なります。◎の位置にチューモーク!


↑ターゲットはオブジェクト。この状態ではそれぞれのオブジェクトに効果が適用されます



↑ターゲットはグループ。この状態ではグループに効果が適用されます。間違えて背景もターゲットにしてしまいました



↑ターゲットはレイヤー。この状態ではレイヤーに効果が適用されます


グレーの●はその階層に効果が適用されていることを示します。●もドラッグでの移動や複製が可能で、例えばオブジェクトにかけた効果をグループへ移動することも可能です。

↑オブジェクトの効果●をドラッグでグループの階層(上)へ移動


↑グループへ移動できる


効果はオブジェクト、グループ(ネストグループ)、ネストレイヤー、レイヤーと複数の階層にかけることができます。このとき、ネストグループとネストレイヤーは複数の適用が可能なので、実際には無限(制限はあるかも)にかけることができます。このような場合はレイヤーパネルを使うとどの階層に効果がかかっているかを簡単に調べられます。


↑効果全部のせ。オブジェクト、ネストグループ、グループ、ネストレイヤー、レイヤーそれぞれにかかってます



●グループ編集モード
グループ編集モードは、グループの階層内に入って編集が出来るモードで、以下のようなメリットがあります。

・グループを解除しなくても解除したように扱えます。グループ内のオブジェクトに個別変形を適用したり、グループアピアランスなどには重宝します
・深い入れ子の階層にも入れます
・選択中の階層よりも上位の階層は、半透明になって触れなくなり、ロックや隠すよりもわかりやすく、誤操作も減ります

実はたまーにしか使わないツールだったのですが、よくよく調べるととっても便利な機能だったのですね。神速Illustratorのあかつきさんのセクションを読んで目からウロコでした^^。神速Illustratorに参加しなければずっと使っていなかったかも。あぶないあぶない。


↑グループの効果がかかっていても



↑解除すること無く編集できます。しかもグループ以外は自動的に半透明ロック



↑グループ解除しなくても個別に変形ができます


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