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kin: Illustrator3Dでイラストを描く4

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↑これ、左回りに見える人は…うそつきです


さて、この辺からが3D機能の本題になってきます。ちょっと難しいかもしれません。

・透明度のコントロール
透明はオブジェクトとマッピング用のシンボルに適用できます。

まずオブジェクトに不透明度をかけた場合。
オブジェクトはレンダリング後の状態で透過します。グループ内で接していないものは描画されません。

マッピングに不透明度をかけた場合。
マッピングした面は透過します。グループ内で接していないものは描画されません。
ただし、こちらは構造体の非表示と併用することが多いため、表示する全ての面にマッピングする必要があります。


↑透明のルール。ピンクの帯は地色と考えてください。ややこしいようでややこしくない


アピアランス分割の際見た目通りにするためには、非表示面の描画にチェックを入れる必要があります。



・不透明度0%オブジェクト
3Dでは塗りと線が無いものは認識されませんが、不透明度を0にすることで見えないオブジェクトを作ることが可能です。

不透明度0%にした塗りだけの直線を別オブジェクトに食い込ませると強制的に面の分割が可能になります。分割面は余計に増えてしまいますが、元の構造を非破壊で分割でき、後で戻すことや移動も可能なスペシャルテクニックです。


↑強制分割は分割線が見えてしまうことがあります。目立たない位置がベスト


また、不透明度0%のオブジェクトは描画はされませんが、マッピングは条件付きで表示できます。通常一部パーツのみ非表示にしてマッピングしたくてもできないので、表示面全てにマッピングする必要がありました。このテクニックを使うと任意のパーツのみ構造を非表示できます。


↑これ便利(でも条件付き)


条件とは、マッピングに対して陰影をつけないこと。つけると消えてしまいます。
あちゃー、けっこうイタイ条件ですね。フラットなイラストやマッピングに陰影が必要ない場合のみ使いましょう。


↑アートワークの陰影はここ



場合によっては消えるだけでなくその部分だけが白く抜けてしまうこともありました。これについては原因は不明です。



さて、初回に紹介した瓶ですが、なんかモヤッとしませんでしたか?
そう、瓶のくせに透けてないんです。

というわけでもっと瓶らしくしましょう。

今回のテクニック、強制分割と透明を使いましょう。

まず、液体部分のみ分割します。
2箇所に不透明0%塗りを入れ、グループ化、回転体360度。


↑さっそく強制分割使ってみましょう


液体と瓶のシンボルを透明にして登録。フタ部分はそのままグレーで。


↑シンボルは4種



あとはマッピングデータを貼り付けていくだけ。

↑18面なんてチョロいぜ



↑こんな設定にしてみました


ほらね、それっぽくなったでしょ(まだ不満なのは承知^^)。



↑ま、いんじゃねレベル





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