Illustrator CC 2014のいいな〜と思うところのひとつが「新機能をオフにできること」です。ちょっと後ろ向きの方向性ですが、現場では大事。
新しいツールやワークフローは慣れるまで生産性が下がるので、時間のあるときに、じっくりいじってから導入したいという方に向いています。
ペンツールのラバーバンド
Illustrator CC 2014では、ペンツールの描画時に「ラバーバンド」と呼ばれるプレビュー機能が付きました。ペンツールに慣れていない方には喜ばれそうですが、その反面、ベテランユーザーには“まどろっこしく”感じるかもしれません。
その場合には、環境設定の[選択範囲・アンカー表示]カテゴリの最下部、[ペンツールのラバーバンドを有効にする]オプションのチェックをはずします。
ペンツールが使いにくいよ? 使いにくいよ…
— カワココ (@kawacoco) 2014, 6月 22
セグメントのリシェイプ
Illustrator CC(2014年1月アップデート)で導入されたセグメントのリシェイプをオフにしたい場合には、環境設定の[選択範囲・アンカー表示]カテゴリの[セグメントをドラッグして固定パスをリシェイプ]オプションのチェックをはずします。
コーナーウィジットを隠す
ライブコーナーを制御する「コーナーウィジット」。Illustrator CC 2014では、選択ツールを使っているときでも、オブジェクトを選択すると表示されるようになってしまいました。
コーナーウィジットを隠すには、[表示]メニューの[コーナーウィジットを隠す]をクリックします。
なお、環境設定の[選択範囲・アンカー表示]カテゴリ内にある[次の角度より大きいときにコーナーウィジェットを隠す]での制御も可能ですが、これはちょっとよくわからない感じです。
ご参考
Illustrator CCでの環境設定の[選択範囲・アンカー表示]カテゴリの画面です。