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kin: 積層ブロック

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せっかくブロックなのに積み重ねできないのはどうなの? ということでちょっと考えてみました。せっかく3Dなので後から視点を変更できないかとやってみましたが、惜しいところまではいくのですが、そう簡単にはいかなそうですね。

とりあえず、手順をメモ的に。

①3D押し出しでブロックを作ります。ここでグラフィックスタイルAを設定しておきます。

↑左から3番目がグラフィックスタイルAってことで



②レイヤー複製してポッチレイヤーを作ります。ここまでは前回ブログ記事の手順と同じです。



③ポッチレイヤーを「効果の変形」で移動します。ここでもグラフィックスタイルBを設定しておきます。

↑左から4番目がグラフィックスタイルBってことで。今回ポッチの移動は効果で制御します。

※移動距離はプレビューを見ながら設定するよりも、一旦アピアランスを拡張して数値を拾う方が効率的かもしれません。


④新規レイヤーを作成し、元の2つのレイヤーをドラッグして入れ子にします。

↑いわゆるネストレイヤーです。ネスカフェとは関係ない



⑤レイヤーを複製し、上のレイヤーターゲットをクリックして、「効果の変形」で1ブロック分上へ移動します。

↑入れ子にしたレイヤーを複製し、複製したレイヤーに効果をかける


↑効果で移動する

⑥ ⑤の移動効果をグラフィックスタイルCに登録します。

↑左から5番目がグラフィックスタイルCってことで

⑦さらにレイヤーを複製してoptionを押しながらグラフィックスタイルCをクリックします。optionを押しながらグラフィックスタイルをクリックすると設定をプラスすることができます。積層の分だけレイヤー複製と追加を繰り返します。


↑レイヤー複製とグラフィックスタイルCを追加する分だけブロックが積み重なる


⑧アウトラインでは全てのポッチと本体が同座標にいます。
編集するレイヤー以外をロックして、不要なコマを選択し、不透明度を0%にします。

↑不要なコマを選択して不透明度0%に




⑨積み重ねる場合は⑦、ブロックを出したり消したりする場合は⑧で制御します。色を変更したり半透明にしたり、思いのまま。
構造的には3Dプリンタと同じです。レッツトライ!

↑選択して色を変えれば反映される



↑一応半透明も可能


↑パスファインダーで合体すれば継ぎ目なしにできる

ただし、半透明の場合は非表示の面を描画にチェックを入れておくこと。




●角度の変更

まず一番下の本体レイヤーの3D効果から光源や視点などの設定を変更します。



これをオプションを押しながらグラフィックスタイルAにドラッグして上書します。リンクの生きているものはこの時点で変更した設定に変わります。

↑グラフィックスタイルAのサムネイルが変わっていることに注目。リンクが生きている3段目も変更された




ポッチレイヤーは今上書きしたグラフィクスタイルAを一度追加適用(option+クリック)し、元の3D効果を削除します。3D効果設定からポッチの奥行きを変更し、変形の数値を修正し、グラフィックスタイルBに上書きします。




↑3Dと変形(移動)を変更したらグラフィックスタイルBに上書き



真ん中の段は残念ながらリンクが外れてしまったようなので、ターゲットを選んでグラフィックスタイルをかけ直します。


↑真ん中の段のサブレイヤーの本体とポッチにそれぞれグラフィックスタイルAとBを適用



角度を変えればブロックの移動距離も変わるので、下から2段目の親レイヤーの変形効果の移動値を修正し、これをグラフィックスタイルCに上書きします。


↑親レイヤーの方の移動を修正してグラフィックスタイルCに上書き


三段目の親レイヤーにグラフィックスタイルCを適用、すかさずグラフィックスタイルCを追加(option+クリック)する


↑とりあえずこれで角度変更終了


一度作ったらグリグリ回せるようなら面白いんですが、こんなに手間がかかるとねえ。またパースが付かないのもマイナスポイント。もうちょっと簡単に作れるいいのに。


※構造上、ポッチと上段の本体が重なった際、手前のものでも上段の本体の下に潜ってしまいます。重ならないようポッチのサイズや角度を調整するか、レイヤー分けやアピアランスを拡張で前面に持ってくるなどして乗り切ってください。




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